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活動報告
 過去の活動報告


 平成28年度定例研究集会を開催しました

 2017年2月18・19日の2日間、纒向学研究センターにおいて平成28年度定例研究集会を開催しました。
 この研究集会はセンターの研究事業のひとつとして、所員のほか、教育委員会が委嘱した共同研究員の先生方にご参加いただき、研究発表や意見交換などを行ったものです。
 第5回目となる今回は、当センターの所員・共同研究員に加えて、外部の研究者をお招きして研究発表をしていただきました。
 1日目は(公財)徳島県埋蔵文化財センターの近藤玲氏より「纒向遺跡炭素14年代測定結果と、四国東部における灌漑水田受容期の年代について―炭素14年代を用いた地域事例―」と題したご発表があり、それに関して共同研究員の奥山誠義氏よりコメント発表をいただきました。続いて元大分県立歴史博物館の高橋徹氏から「邪馬台国と鏡」と題したご発表がありました。
 2日目は森暢郎所員より「装飾碗からみた6世紀末から7世紀初頭の須恵器編年」、共同研究員の小山田宏一氏より「前方後円墳の築造と葬送儀礼の工程」と題したご発表がありました。昼休憩を挟んで午後からは、大阪経済法科大学の前田晴人氏より「物部氏関係伝承の再検討」と題したご発表がありました。また各発表の後には意見交換が行われ、活発な議論が交わされました。

定例研究集会

発表される高橋先生

定例研究集会

森所員の発表


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 第8回纒向学セミナーを開催しました

 2017年1月21日(土)桜井市立図書館研修室1にて第8回纒向学研究セミナー「卑弥呼の鬼道と壺形墳の誕生」を桜井市立図書館の協力のもと開催しました。当日は寒空でしたが晴天に恵まれ、約300名の方にお越しいただきました。
 今回は、元同志社大学教授の辰巳和弘先生をお招きし、「卑弥呼の鬼道と壺形墳の誕生」と題してご講演をいただきました。辰巳先生は上から見ると鍵穴形をした古墳、前方後円墳を壺の形を象徴したものと考え、壺と死後の世界を結びつける思想の淵源が中国大陸の神仙思想に求められることを述べられました。また、円墳や方墳といった前方後円墳以外の墳形についても、供えられる埴輪や土器をとおして壺の思想と密接に関わることを説かれました。
 その後の寺沢所長との対談では、辰巳先生と寺沢所長が大学の先輩後輩の間柄であることから、在学当時のエピソードにはじまり、前方後円墳成立にかかわるその他の仮説についてどのように評価するのか、また卑弥呼の鬼道と神仙思想とのかかわりについて鋭く議論が交わされました。

纒向学セミナー

講演される辰巳先生

纒向学セミナー

対談のようす


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 桜井市市制施行60周年記念事業 シンポジウム 
 「国家誕生の地、桜井を語る」〜マキムクからイワレへ、大王の歩んだ道〜 が開催され、
 寺沢所長、橋本所員が出講しました

 2016年12月11日(日)に、桜井市主催の市制施行60周年記念事業 シンポジウム「国家誕生の地、桜井を語る」が桜井市民会館で開催され、約900人の方々のご来場がありました。
 この事業では、まず当研究センター顧問で香芝市二上山博物館名誉館長の石野博信氏による記念講演、橋本輝彦所員、大阪市立大学大学院教授の岸本直文氏、奈良県立図書情報館館長の千田稔氏の基調講演の後、シンポジウムが行われました。
 シンポジウムでは、寺沢薫所長の進行のもと、初期ヤマト王権の発祥の地とされる纒向遺跡や桜井市内に点在する古代の宮殿伝承地などの検討から、ヤマト王権の成立とその発展過程について議論が交わされました。

シンポジウム

たくさんの方々がご来場下さいました

シンポジウム

シンポジウムのようす


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 平成28年度 第3回纒向考古楽講座を開催しました

 2016年11月26日(土)に、第3回纒向考古楽講座を開催し、14名がご参加くださいました。
 今回のテーマは【古代の技術を体験してみよう!】でした。昔のものづくりの技術の進展をしらべたり、実際にその行為をやってみることは、昔の人々の生活のようすを考えていくなかで重要な要素のひとつとなっています。そこで今回は、古代の技術の中から金属利用について歴史やその進展、また考古資料が完成するまでの過程を実際にやってみることから昔の人々の行動を考える「実験考古学」についての レクチャーを受けていただいた後、実習とて考古遺物から再現してつくられた鋳型を使って、鋳造により古代のお金「富本銭」と「和同開珎」を作ってもらいました。
 鋳上がりの良いお金を作るためにはどんなことに注意しなければいけないのかということを考えつつ、実際にお金づくりを体験することで、昔の人々の知恵と工夫のすばらしさを学ぶことができました。
 ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

纒向考古楽講座

レクチャーのようす

纒向考古楽講座

実習のようす


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 平成28年度 第2回纒向考古楽講座を開催しました

 2016年10月29日(土)に、第2回纒向考古楽講座を開催し、13名がご参加くださいました。
 今回のテーマは【土器を観察し、拓本をとってみよう!】でした。土器は人々の食生活に欠かせない道具のひとつなので、食文化の変化が土器の形や種類の変化に色濃く表れます。ですので物的証拠から人類の歴史を考える考古学において、土器の変化の過程を調べることが重要となってきます。
 そんな土器を観察する上でのポイントや、土器や遺跡などの考古学的な調査で行う様々な記録の方法についてのレクチャーを受けていただいたのち、実習として【1】土器をじっくり観察してみよう! と、【2】土器の拓本をとってみよう!に挑戦してもらいました。レクチャーで学んだ視点に基づいて土器をみてみると、今までは気づかなかった事柄がわかったりするので、土器を作ったり使っていた人々に対する想像がより一層ふくらみました。また土器の記録方法のひとつである拓本では、皆さん熱心に取り組まれ、きれいに遺物の文様を写し取ることができました。
 次回(第3回)は【古代の技術を体験してみよう!】です。ご期待下さい。

纒向考古楽講座

レクチャーのようす

纒向考古楽講座

実習のようす


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 桜井市纒向学研究センター東京フォーラムX
 「「卑弥呼」発見! 鬼道を事とし、能く衆を惑わす―卑弥呼の鬼道―」を開催しました

 2016年10月9日(日)に東京都千代田区一ツ橋の日本教育会館一ツ橋ホールにおきまして、東京フォーラムX「「卑弥呼」発見!」を桜井市の主催、読売新聞社・奈良県ビジターズビューロー・歴史街道推進協議会の後援により開催し、約700人の方々にご来場いただきました。
 昨年度より『魏志倭人伝』に記された女王卑弥呼に関する記述からその人物像に迫る内容で開催しておりますが、今回は「鬼道を事とし、能く衆を惑わす―卑弥呼の鬼道―」と題し、卑弥呼が執り行ったとされる「鬼道」について、考古学や古代史をご専門とされる先生方を講師としてお招きしご講演いただいた後、寺沢所長の司会・進行によるシンポジウムを行いました。
 午前の部では、まず日本考古学協会会員で俳優の苅谷俊介先生より「共立された卑弥呼―女王卑弥呼の実像―」、続いて明治大学教授の石川日出志先生より「”親魏倭王”卑弥呼」と題したご講演をいただきました。 午後の部では、元同志社大学教授の辰巳和弘先生より「卑弥呼の鬼道と壺形墳の誕生」、追手門学院大学教授の武田佐知子先生より「女王卑弥呼の衣服」と題したご講演をいただきました。
 シンポジウムでは、卑弥呼が共立された年代と纒向遺跡の成立時期との関連性や、「鬼道」の性格やその具体像などについて議論が交わされました。
 次回は、来年10月に開催を予定しています。ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました。

東京フォーラムX

たくさんの方々がご来場下さいました

東京フォーラムX

講演される苅谷先生


東京フォーラムX

講演される石川先生

東京フォーラムX

講演される辰巳先生


東京フォーラムX

講演される武田先生

東京フォーラムX

シンポジウムのようす


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 平成28年度 第1回纒向考古楽講座を開催しました

  2016年9月17日(土)に、今年度の第1回目となる纒向考古楽講座を開催しました。この講座は考古学に興味はあるけど難しそうと思っていらっしゃる方向けの入門講座で、話を聞くだけではなく様々な実習を取り入れた内容となっています。今回は15名が参加くださいました。
 第1回目は【「こうこがく」「まきむくいせき」ってなんだろう?】をテーマに、まず森所員から、考古学によるモノの見方や考え方、纒向遺跡の意義などについての基礎的なレクチャーを受けました。 その後は実践編として、参加者の皆さんには班に分かれてもらい、レクチャーで学んだ考古学的な方法に則って次の2つの問題について検討してもらいました。  【Q.1】銅鐸がつくられた順番を考えよう!  【Q.2】土器がどんなふうに使われたのか、推理しよう!   
 遺物の実測図や実物資料を観察しながら、各班の意見を取りまとめて発表してもらいました。初対面の方ばかりなので心配しましたが、同じ興味・関心を持つもの同士ということで会話が弾み、楽しく議論を交わすことができました。 少し勉強しただけなのに博物館や現地で遺跡や遺物を見る目が変わったよという感想もいただき、主催者としてもうれしい限りです。
 次回(第2回)は【土器を観察し、拓本をとってみよう!】です。ご期待下さい。

纒向考古楽講座

考古学の基礎を勉強しました

纒向考古楽講座

問題について班ごとに検討しました


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 三輪明神 大神神社さん主催の講座「三輪山体験教室」にて講師を務めました

三輪山体験教室

三輪山体験教室のようす

 2016年8月20日(土)に、三輪明神 大神神社さん主催の講座「三輪山体験教室」が開催され、講師として橋本・木場両所員が参加してきました。 この講座は、小学生を対象に様々な体験を通して子ども達の自主性や創造力の向上を目指し企画されたものです。年間に計11回の講座が開催されており、今回はそのうちの8月の講座「昔のお金を作ってみよう」の講師を担当しました。
 講座では日本のお金の歴史や、形・刻まれた文字に関するレクチャーを受けていただいた後、出土遺物から再現されたシリコン製の鋳型を使って富本銭と和同開珎の実物大モデルを作りました。
 身近だけど意外と知らないお金にまつわる様々な話を聞いたり、作ってみたりすることを通して、お金の大切さを楽しく学ぶことができました。

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 東京、日本橋にある 奈良まほろば館にてイベントを開催しました

 天理市と桜井市、そして磯城郡の文化財や観光の見どころなどを首都圏の方々にご紹介するため企画されたイベント、「日本の国づくりの源流ヤマト ―倭国成立の道― 」が、2016年7月21日(木)から8月2日(火)まで、東京・日本橋の奈良まほろば館で開催されました。
 このイベント会期中の7月23日(土)・24日(日)の2日間は、ウィークエンドスペシャルとして天理市教育委員会・田原本町教育委員会・当研究センター職員によるミニ講座、天理市による勾玉作りや桜井市による富本銭・和同開珎や纒向遺跡出土の弧文円板のミニチュアモデルを作る鋳造体験といったワークショップが行われ、当研究センターからは橋本・木場の両所員が参加してまいりました。
 ミニ講座では、唐古・鍵遺跡、纒向遺跡そして大和古墳群の調査成果をもとに倭国成立の道をひもとく内容で、発掘調査を担当した田原本町・桜井市・天理市の職員3名による講演を行いました。計4回行われたミニ講座はいずれも満席で、日本における国家の成立を考える上で重要なヤマト地域の遺跡についての講演を、皆さん熱心に聴講されていました。
 鋳造体験のワークショップは、2日間で200人近くの方々がご参加くださいました。金属を溶かして型に流し込み物をつくるという普段はなかなかできない体験ということで興味を示して下さる方が多く、古代のものづくりの技術についての解説を交えながら楽しく体験していただくことができました。
 ご参加・ご協力頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

パネル展示

会期中通じてパネル展示を行いました

ミニ講座

ミニ講座のようす


ワークショップ

ワークショップのようす

鋳造体験

古代のお金などの鋳造体験を行いました


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 第7回纒向学セミナーを開催しました

 2016年7月16日(土)に、第7回纒向学セミナー「纒向以前 ―唐古・鍵遺跡と邪馬台国―」を桜井市立図書館にて開催いたしました。当日は天候にも恵まれ、約300名の方にお越しいただきました。
 今回は、田原本町教育委員会文化財保存課課長 藤田三郎先生をお招きし、標記の題でご講演いただいた後に、寺沢薫 当研究センター所長との対談を行いました。
 藤田先生は、纒向遺跡出現以前に栄えた弥生時代の「ヤマト」における拠点集落である唐古・鍵遺跡を紹介されるとともに、唐古・鍵遺跡の特殊性・中心性について約42万平方メートルにおよぶ遺跡の規模や、多重の環濠帯、大型建物や楼閣の存在、絵画土器の量、鋳造された銅鐸が配布された可能性、褐鉄鉱に入れられた勾玉など具体的な遺構や遺物に即して述べられました。
 対談では、藤田先生が学生時代に寺沢所長と調査に携わられた唐古・鍵遺跡第3次調査のエピソードにはじまり、唐古・鍵遺跡と纒向遺跡の関係や、弥生時代から古墳時代への移行を、近畿地方における内的な発展結果とみるのか、外的な刺激を受けた結果であるのか、唐古・鍵遺跡が影響を及ぼせた地域はどこまでなのかなど、白熱した議論が交わされました。
 セミナーにご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

纒向学セミナー

講演される藤田先生

纒向学セミナー

対談のようす


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